国語科教員、日々考えを巡らせています。

国語科教員として、読書好きとして…思ったことを何となく呟いてみます。

説明出来ないあれこれ

今朝の職員会議で転出される先生方からご挨拶がありました。私の1番お世話になった方もその1人でした。

 

その方は紛れもなく1番私の力になってくれた人です。今年1年間の心の支えとなってくれた方です。しかし、と同時に私を苦しめたこともかなり…かなり多い方です。

 

その方は困った時には必ず(本当に一度も見捨てられたことはなかったです。)力になってくれて、まるで母の様な安心感と父の様な心強さがありました。

しかし、その一方で内側から溢れる負のエネルギーの大きさに圧倒されること、その矛先が自分に向いて傷つくこともたくさんありました。

 

その方が転出することになったと知ったのは先週のこと、寂しいなぁと思う気持ちは確かにありましたが、この時点では何となく他人事です。

しかし、今日その方のご挨拶を聞いた瞬間、まさに瞬間的に私はものすごく泣きました。

 

人前でこんなに泣いたのはいつぶりでしょうか。うつ病になった時ですらただの一度も泣かなかったのに。

 

でも、どうして涙が出たのかが自分では分かりません。この1年間で蓄積された、本当にたくさんの想いがあるのは確かですが。

 

でも、どう説明しても自分の心はスッキリしないのです。

 

そして、その先生に対する自分の気持ちも未だにはっきりしません。人間はやはり私の不得意なグラデーションの中で生きているのだなぁと思います。

 

私は性格的に不思議な気持ちがあることに耐えきれなくて、自分の感情には必ず納得のできる説明をつけたいと考えています。

 

ただ、この件は今はまだ難しくて答えが出せそうにありません。

ひとつだけ自信を持って言えるのは、ようやく感情が出せたことは、うつ状態から起き上がりつつある今の私の証明だと言うことです。

 

少しずつ、前を向きながらこの感情の整理もしていきたいです。

 

何はともあれ…1年間本当にお世話になりました。大好きだけど憎いところもあって、でもあなたの悲しむ顔は見たくないと、そう思います。